最近の出来事RESENT REPORT
2013(平成25)年度
法務研究科の学位記伝達式及び修了祝賀会が行われました。
式にあたり,来賓として,金沢弁護士会より,金沢大学法科大学院支援委員会委員長 鳥毛美範先生,金沢大学法曹会会長 久保雅史先生にお越しいただき,祝辞を賜りました。
式に引き続き,修了生,教員,来賓の先生方を交えて修了祝賀会が催されました。緊張感漂う式とは異なり,リラックスした雰囲気のなか,関係者全員で修了をお祝いし,また,教員・来賓の先生方から司法試験へ向けての激励のことばや有益なアドバイスを受けるなどして,祝賀会はたいへん盛り上がりました。
法務研究科前期授業科目ガイダンス,及び就職支援講演会を開催しました。
ガイダンスでは,対象学年の学生の参加のもと,授業の内容,予習,その他注意事項等について,各科目の担当教員より説明がありました。
ガイダンス終了後,石川労働局労働基準部 東 好宣 監督課長,及び株式会社PFU法務部 岡本 守弘 担当部長を講師に迎え,就職支援講演会を開催し,学生・教職員15名が参加しました。はじめに,東氏より労働基準監督官について説明があり,引き続き岡本氏より,企業法務部の業務内容について説明がありました。
いずれも,普段なかなか聞くことができない職業に関する説明であり,法的素養を持つ法科大学院修了生の職域拡大に期待が持てる有意義な講演会になりました。
金沢大学法科大学院は,修了生の職域拡大にも積極的に取り組んでいます。
法務研究科就職支援説明会を開催しました。
本学就職支援室の山本 均室長,本研究科修了生の山下 亮氏(国土交通省),及び本研究科 三浦教授(弁護士)を講師に迎え就職説明会を開催し,学生11名が参加しました。
まず,山本就職支援室長から,就職活動の現状と就職支援室の役割について説明があり,法科大学院生の進路としてどのようなものがあるのか,どのように求人を探せばよいのか,どのような対策が必要かについて,詳細なお話がありました。
次に,山下氏より,法科大学院から国家公務員への就職について説明があり,国家公務員の採用制度の概要や,公務員としての仕事の現状や面白さについて,自身の体験を交えて詳しくお話しいただきました。
最後に,三浦教授より弁護士の就職事情や将来の展望,また就職対策等について説明があり,能動的に活動することの重要性についてお話しいただきました。
講演・質疑応答の後は,本学就職支援室のキャリアカウンセラーによるカウンセリングが実施されました。
司法試験合格者との懇談会・合格祝賀会を行いました。
9月10日(火),平成25年度司法試験の合格発表があり,本学法科大学院からは7名の修了生が合格しました。
合格者,教員,本学在学生等が一堂に会し,懇談会が開催されました。研究科長の挨拶の後,今回参加いただきました7名の合格者から在学時の勉強方法,お薦めの教科書,試験中の体験談等についてお話しいただきました。
その後,部屋を2つに分けて学年ごとの懇談会に移行し,より詳細かつ率直な質疑応答が行われました。さらに,在学生等が各部屋を自由に移動して,直接お話を聞きたい合格者との懇談の場が設けられました。合格者の勉強方法や受験時の体験談などについてたいへん参考となるお話をうかがうことができ,非常に有意義な会となりました。
懇談会後には合格祝賀会が盛大に催され,司法試験合格を祝福しました。
刑事裁判傍聴(金大法曹会支援行事)を行いました。
1年生を中心とした総勢14人の法務研究科学生が、法務研究科教員および金沢弁護士会・金沢大学法曹会所属の2人の弁護士の引率により,窃盗被疑事件など3件の裁判を金沢地方裁判所において傍聴しました。引率者から裁判所や刑事手続一般について随時説明を受けながら法廷内見学・裁判傍聴の後、裁判官からも詳しく説明して頂き、質問にも応じて頂きました。また、裁判所から大学に戻ってから,引率弁護士による勉強会が開催され、刑事裁判や手続の理解が深まりました。
平成26年度法科大学院進学説明会を実施しました。
本研究科の基本理念やカリキュラムの特徴、および各種奨学金について,あわせて平成26年度入試の概要についてパンフレット等の資料を基に説明しました。説明会終了後,法務研究科図書室,自習室,法情報実習室,討論室等の法科大学院内の諸施設を見学し,模擬法廷室における「模擬裁判」の授業見学会を行いました。なお,今年度は「模擬裁判」のほかに,「刑事訴訟実務の基礎」と「民事法総合演習」についても授業見学会を行いました。
現役弁護士によるアドバイスセミナーを開催しました。
松田光代弁護士,犬塚雅文弁護士を講師にお招きし,主に1年生を対象としたセミナーを行いました。両弁護士はともに本研究科修了生で、現在、金沢弁護士会でご活躍中です。セミナーでは、弁護士の仕事のやりがい、苦労などのお話を交えながら、法科大学院での勉強の仕方や司法試験に向けた取り組み方についてご講演いただき、講演後には活発な質疑応答がなされました。法科大学院生にとっては今後の学修に参考となる貴重なお話を伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
金沢大学法曹会から学生にコピーカードが贈られました。
金沢大学法曹会から,久保雅史会長,松田光代弁護士,犬塚雅文弁護士にお越しいただき,コピーカード贈呈式を執り行いました。久保会長からは, 『雑誌「自由と正義」(日弁連編集)によると,昨今,法曹志願者数が減少し,また弁護士という職業の人気も低下しているとのこと。法科大学院としても今後増々厳しい状況の下に置かれることと思うが,法曹教育を充実させ,より一層頑張ってもらいたい。金大法曹会としてもできる限りの支援を行っていきたい。』とのお言葉を頂戴しました。
翌日には,宇都宮研究科長から各学年の代表者に対し,贈呈式を行いました。
金沢大学法科大学院は,金沢大学法曹会から多大な支援を頂いています。
5月17日(金),18日(土)の2日間にわたり,金沢弁護士会主催による模擬裁判(裁判員裁判事件)が行われました。
金大法科大学院の学生も,聴講だけでなく,裁判員役として参加しました。裁判員裁判手続きの概要を本番さながらに体感することで,日々の勉強に対するモチベーションが上がり,たいへん有意義な時間となりました。