教育EDUCATION
主な法律実務基礎科目
クリニック
市民・学生に好評!
「法科大学院生による無料法律相談」を広く一般市民に広報し,訪れた相談者の法律相談に対して,履修者は,金沢弁護士会所属弁護士の立会いのもとで事実関係聴取から法的助言指導に至るまでの法律相談業務を実際に行います。
授業担当教員から(犬塚)
法律相談においては、相談者から、ポイントを押さえて必要な事実を聞き取った上で、事案に即した法的知識を伝え、解決策あるいは見通しを示すことが求められます。実際の法律相談を経験できるクリニックは、実務法曹に求められる基礎的な法的助言能力の習得に有益であり、学習意欲の向上にもつながります。
履修した学生の声
- 「法を使う」ということを実体験できて非常に有益だった。
- 相談者の希望に即して事案を法的に構成するトレーニングができたことは司法試験にも役立つと感じた。
- 今後の勉強の方向性がわかり勉学へのモチベーションが高まった。
エクスターンシップ
北陸三県の弁護士会の協力
履修者は,金沢・富山県・福井弁護士会所属弁護士の事務所に配属され,指導弁護士の指導を受けながら,2週間にわたり弁護士実務の実際(弁護士会活動や公益活動などの弁護士の社会貢献活動を含む)を実体験します。希望者はほぼ全員履修できます。
履修した学生の声
- 実務研修中はすべての場面が勉強になり感動の連続だった。
- 法律家の仕事の本質が「他者の説得」であることを実感した。
- 指導弁護士だけでなく多くの弁護士と触れあえたことは有益であり,これは地方弁護士会ならではの利点だと感じた。
刑事訴訟実務の基礎
法曹三者による講義
刑事訴訟実務の基礎では,現職の弁護士・検察官・裁判官が分担して講義を担当しています。各教員は実際の事件を基にした教材を使用したり,随時自分の経験談を織り込んだりして,理論と実務との架橋の実現を心がけています。
模擬裁判
具体的事案で実践
民事の模擬裁判と刑事の模擬裁判を行います。民事,刑事共に実際にあった事件を基にした事件記録教材を教材として使います。
授業担当教員から
具体的ケースについて,学生が裁判官役,原・被告代理人役,検察官役,弁護人役などになり,実際の事件と同じように訴訟手続きを進め,その中で訴訟手続,事実認定及び法の適用解釈などを学びます。訴訟法における理論が,具体的にどのような形で現れるかを学ぶよい機会であると思います。