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司法試験合格者座談会

ロースクールの授業,勉強の仕方について

中川:事例問題について,関連判例の検討をしたうえで起案をして,学生の躓いているところを中心に,先生が問答しながら解説するという形式の演習があって,とても勉強になりました。

加瀬:民事訴訟法演習とかそうだったよね。適切な誘導をしつつ,解説しつつみたいな。

平成25年度修了生
口村 直輝

口村:でも,そういう形式の演習は,予習が大変だよね(笑)。行政法とか,憲法とか,具体的な事案を処理させるような問題だと,条文と生の事実を使って考えないといけないので,かなり大変。でも,そのおかげで,本番で初見の問題でも焦らなくて済むようになったし,やった分だけ力が付いたと思う。

北川:そう。みたこともない問題が出た時に現場で考える力が,授業で自然とついていたかなあ,と思います。

中川:まあ,予習は確かに大変だったよね。復習やる暇ないくらい(笑)。

中村:私も予習ばっかり。

池野:私も予習しかしていない。

口村:復習といえば,試験前に,みんなで集まって,まとめノートを作っていました。

中村:そういえば私も,期末試験に向けて司法試験にも見返せるようなまとめノートを作りました。まとめノート作りは,かなり必須だと思いますが,皆さん,いかがですか?

中川:僕は教科書書き込み派だったので,必要最低限のものしかノートにはまとめていないです。

池野:私は授業のたびに予習段階で,重要だと考えた事項などをまとめたノートを作っていました。授業で得た情報は適宜書き加えて,試験前にそれ見ればOKというようなもの。

北川:授業自体が復習になるようにしていたのですね。

中村:ここ5年間通してみると,それから先輩方を見ていても,ロースクールでの成績が良い人が司法試験に合格しているように思います。もちろん例外がまったくないわけではないですけど。

加瀬:今年の現役生も,だいだい,そういう傾向のようです。

池野:ロースクールの授業内容が,試験受けるにあたっての基礎作りとして生きているということですね。

中村:間違いなく直結しているのは会社法じゃないですか。

加瀬:個人的には,民事訴訟法や刑事訴訟法も。

平成27年度修了生
中川 元

中川:僕の場合,民事訴訟法は授業も役に立ちましたが,授業以外にも,先生に質問をしにいって理解を深めた部分もあります。他の科目もそうですが,先生にガンガン聞きにいって理解を深められたこともよかったように思います。

加瀬:民事訴訟法もそうですし,行政法もそうですし,憲法も先生と自主ゼミをしたりして,そこでやったことも実際に役立ったと思います。

中川:先生方に質問しに行きやすい雰囲気があったよね。

口村:直前期に,公法総合演習の先生に自分で解いた演習問題の答案を見てもらいにいったことがありました。判例を十分に理解できていなかったのですけど,そのことを指摘され,丁寧に解説してくださいました。そうしたら,それが今年,ドンピシャで司法試験に出たのです。憲法が一番苦手な教科だったので,本当に助かりました。

ロースクールの施設,環境など

中川:自主ゼミや授業の準備の際に,時間を気にせずに施設を使えるのはよかったです。

平成26年度修了生
北川 茂樹

北川:24時間施設利用できるのは大きいメリットだよね。

中村:24時間,図書室にも行けて,コピーできますしね。図書室は学術書だけでなく,受験雑誌もたくさんあってとても便利でした。

中川:必要なものは希望図書としてリクエストができますし,リクエストしたものはほぼ入れてもらえるおかけですね。

中村:設備そのものじゃないですが,模試の受験料補助制度も有難かったですね。

口村:全国での自分の位置を知るためにも模試は重要なので,補助があるのは本当に助かります。

課外や修了後のサポート

中川:僕は書いた答案を,弁護士チューターの先生に見てもらっていました。

中村:私も弁護士会の方に司法試験の再現答案見ていただいて,それがすごく役に立って,感謝しています。点数自体が良い科目でも直すべきことがあるのを教えてもらえたりするので。自分の答案の客観的な評価を知るためにも,色々な人に答案を見てもらうことは大切だと思います。

平成27年度修了生
加瀬 亮

加瀬:僕は弁護士学習会を勉強のペースメーカーとして利用していました。多くの実務家の先生方から様々なお話を聞くこともできたので,モチベーションも上がりました。

北川:修了後ですけども,過去問の分析も重要だと気づいたので,過去3年分,ローの先生方にお願いして全科目について,時間を計って解いて答案を見てもらいました。そのうえで,どういう答案が評価されるのか分析しました。

口村:僕も修了してからも商法の先生のところに定期的に答案をもっていって,色々コメントをいただいいていました。

在学生に向けて,今後の抱負

口村:自分に合った勉強法を見つけ出してください。今後は,金沢で地域に密着したような市民の方のためになれるような弁護士になりたいと思います。

平成27年度修了生
池野 慎哉

池野:司法試験って,一般に難しい試験って思われているし,実際に難しいのですけど,思っているほどは難しくない。基本的な知識に加えて,事実の使い方,評価の仕方を学べば,十分合格レベルに達する試験なので,あきらめずに頑張ってください。私は自分の信念にもとづいて仕事をしたいと思うので,将来は検察官を目指したいと思います。

北川:受験勉強は長期戦なので,体調が大事だと思います。自分の生活習慣,生活スタイルを崩さないように頑張ってください。高校生の頃からの目標なのですけど,困っている人を助ける,人の役に立てる,そんな弁護士になり,地元石川で仕事をしたいと思います。

加瀬:答案をたくさん書いて,それを誰かに見てもらうことが大事だと思うので,そういう勉強をして欲しいと思います。将来は,色々な事件をやってみたり,様々な人と出会ったりして,仕事を楽しみながら弁護士として活動したいと思います。

平成23年度修了生
中村 安里

中村:周りの方々に感謝しながら,あきらめることなく,特に自分を信じる気持ちを大切にして頑張って欲しいな。もちろん,正しい方向で十分な努力をすることを忘れずに。将来は,金沢で女性や子どものために活動する弁護士になりたいと思います。

中川:失敗はないに越したことはないけど,失敗したとしても挫けずに,それを冷静に教訓として活かしていくのが大切だと思います。一人で乗り越えるのは難しいこともあるので,友達や先生と,チームでというか,みんなで頑張る。そうすると良いのではないかと思います。将来は,福井で,社会正義を実現できる弁護士を目指したいと思います。もちろん,現実との折り合いをつけながらですが。