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司法試験合格者座談会

司法試験合格から現在まで

司会:合格はどのようにして確認しましたか。

前田:合格は法務省のホームページを見たのですが,なかなか繋がらず,一緒に探してくれていた人の方が先に見つけてくれて,「あったよ」と言ってくれました。何回も確認してしまいました。

司会:合格してから今日まではどうですか。

前田:今日まで本当にばたばたしていて,必要書類を作り,提出できたと思ったら,合格通知がきて,証書を取り寄せなければならなくなったりして,まだばたばたしているところです。

司会:お二人は試験が終わってから合格通知をもらうまで,合格通知をもらってから司法修習まで,どんな気持ちで過ごしていましたか。もう覚えてないかな?

井奈:しばらくは気の抜けたというか,燃え尽き症候群のよう。試験が終わってからそんな感じでしたね。ぼけっとしてました。

口村:合格後の1週間は,提出期限厳守なので,修習に行くための資料集めをしていてばたばたしていたのと,あと,いろんな人にご挨拶に回っていて,やっぱりばたばたしていたのはありましたね。

司会:お二人から先輩として,修習にいたるまでの期間のアドバイスはありますか。

口村:やっぱり早いうちに修習の情報とかいろんな人から聞いた方が,心構えとかできていいのかなと思います。とりあえず修習地が決まったら,早速アパートを探すとか,早めに動いておかないと,思った以上にアパートがないなんてことがあったりして。早めに動いた方が気持ち的にも楽かと思いますね。

井奈:修習の教材が来れば早めに目を通すとか,修習を経験した方からデータをもらって,いろいろと準備して,あとは残りの長期休みが少ないので,休みを満喫してください。これを逃すと,二回試験が終わってから弁護士登録するまでの間の休みが最後になるんで,この長期休みに遊びつくしてもらえれば(笑)。

司会:1か月くらいはうまくやれば長期休みがとれるかな。どこか行く予定は?

前田:家族旅行には行くかな。ハワイへ。楽しんできます!!!

将来の弁護士像

2013年度修了生
前田 由佳里

司会:どんな弁護士になりたいですか。具体的なイメージはありますか?

前田:家事事件とか子ども関係の仕事をしてみたいなと思いますけど。

司会:大手ローファームに就職して,渉外事件をバリバリ扱って,1年目から年収ウン千万円越えですみたいな話をするのかなと思ったら。

前田:そんなレベルの成績ではないので。

司会:家事事件とか子ども関係の仕事という,何かきっかけはあるんですか。

前田:大学時代は家族法ゼミだったので,多分そこが最初なんですけど。法律事務所でアルバイトしていて,ある先生がそれ関係の仕事をされているのをよく見ているというのもあります。大変そうではありますけど…。

学内の学習環境

司会:金大の学習環境はどうですか?

前田:金大は,だいぶ手厚く環境整備してくれてるので,本当に積極的に利用したらいいと思います。自分のだめなところを発見する機会のある自習支援などを利用してほしいなと思います。夜遅くまで自習室とか使えましたし,学習環境自体は悪くないと思います。何かして欲しいのは。虫退治とか(笑)。たまに蜂がいたりして。

2013年度修了生
井奈 尚文

井奈:施設は24時間利用できますし,本も一人でも必要だと思ったらリクエストして,取り寄せてもらいました。あと一番助かったのは模試ですよね。やっぱり模試の補助をしてもらったのは助かった。その点は充実してるなと思いますね。

勉強方法

司会:知識偏重もだめだけど,かと言って表現すればいいやって知識をおろそかにしてもだめですよね。前田さんは,自分の勉強方法を振り返ってみてどうですか。

前田:私は択一が無茶苦茶弱かったんですけど,今思っても,もっと択一をちゃんとやっておけばよかったなというのがまだあります。合格した年だけ特別勉強方法を変えたということはありませんが,答案を書くだけでなく,それを第三者に見てもらうことは,ある程度書く力がつくまでは絶対やっておいた方がいいと思います。文章の読みやすさとか,文字の大きさなども含めてです。まずは自分の欠点を認識することが重要ですが,一人一人やるべきことは違ってくると思います。

司会:復習は,何回まわしたとかありますか?何をどのくらい回したか。

前田:3年目以降は新しい本は買わないで,あまり手を広げませんでした。演習本には手を出さないで,3年目以降,科目ごとに1冊ずつ3周くらいまわす形でやってました。同じ問題をある程度時間をおいて何度も繰り返すという勉強方法は,効果あると思います。

司会:例えば司法試験の過去問だったら,何年分くらいが目安ですかね。

前田:私の場合,初めて受験する時点ですべての過去問にあたりました。自主ゼミでその年までのものは1周したんですけども,受け始めてからはそんなに過去問はやってないんです。

司会:在学中に是非ともやっておくべきことについて,在学生にアドバイスするとしたらどうでしょうか。

井奈:答案を書くことを早めにやるということは当たり前のことで,誰しもが言うことだと思うんですけど,それ以外には,何かしらの模試を受けることで,自分が今客観的に,司法試験合格を目指している全国の人達の中でどれくらいの位置にいるかを早い段階で知っておいた方がいいのかなっていう気はします。

2013年度修了生
口村 直輝

口村:自分は過去問を結構やった方なんで,過去問を早く見て,何が聞かれているのか,どう書けばいいのかとかを分析しておいた方がいいのかな。問題文を読んで,書くべき論点がピンとくるようになってこないといけないのではないでしょうか。8教科もあるし,それぞれの教科に特徴があるので,過去問の分析を早くしてほしいと思います。

前田:もちろん過去問を早めにやるとかも重要だと思いますが,基礎を本当にしっかり固めてもらいたいなと思います。在学中は先生方と議論したり,質問できる機会があると思いますが,話しているうちに理解が定着してくことがよくあるので,積極的に先生方に質問に行ってほしいなと思います。

司会:修了生向けに何かアドバイスありますか。

井奈:受験した試験を踏まえてすぐに方針転換できるとか,敗因分析がしっかりできているとか,そういうことに尽きるのではないかなと思います。そのためにも,誰かに答案を見せるのが大事なんじゃないかなと思います。

口村:本試験を体験しているので,限られた時間でどういう風に書けばいいのかという相場観というものが,現役生よりはリードしているんですよね。できれば本試験と同じようなスケジュールで答案を書いてみてもいいんじゃないかと思います。本試験を意識した練習っていうのは,日頃からやっておいた方がいいと思います。

前田:年々,周りで受験する人が減って,精神的にも孤独になってしまいがちなので,できるだけ誰かまわりに試験の話ができる人がいた方がいいと思います。できるだけ学校に来て,先生方のところへ行ったり,後輩と一緒にゼミとかできればいいんじゃないかな。