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司法試験合格者座談会

ロースクールの授業・学習について

西田:とにかく予習が大変だったという印象がありますね。特に1年目2年目のときは,予習で日々追われていて。

平成26年度修了生
福本 雄伍

福本:そうそう。当時は予習をこなすので精一杯で。

西田:でも,その中で効率的な勉強の仕方が身についたような気がします。

森:判例や文献の重要ポイントを効率よくつかむみたいな。

福本:ただ,いっぱい一杯で,なかなか理解が追い付かないこともあった。期末試験の緊張感もヤバかったし(笑)。でも最終的に,先生が言っていたことはこういうことかってわかると,それは意外と試験にも役に立った。

宮本:そう,在学中はあまり感じなかったのだけど(笑),ロースクールを修了した今になって振り返ってみると,結構授業で勉強したことが役に立っているように思う。

平成26年度修了生
西田 吉利

西田:定義や要件を丁寧に説明してくれる授業はよかったかな。あと,授業の中で任意提出課題の添削をして頂いて,コメントを頂いたのも非常に勉強になりました。

森:自分の場合は,まず先生が一通りの解説をして,その後に問題を解くという形式の授業が,知識も定着させることができるし,同時に答案の書き方も学べるのでよかったと思います。答案を書くことで自分の理解不十分な点も明確になるし,弱点補強にもなったので。

三田:予習段階で気づかなかったことが,授業の中で解決することもよくあったような。授業は大事にした方がいいよね。うまく活用しないともったいない。

森:そうそう,どんどん先生に質問するとか,授業を活用するというスタンスが大事ですよね。

勉強の工夫

平成26年度修了生
宮本 崇史

宮本:僕の場合,受験勉強で使った教材のほとんどは授業で使ったもの。ひとつのものを何度も何度も,完璧に理解できるくらいまで繰り返し解いていました。

西田:僕も授業で使った教材は,割と最後まで使ったかな。授業で定評ある教材を使うことが多かったので。司法試験の直前まで見返すことが多かったです。

三田:私は授業で扱った教材というより,過去問を活用していました。新司法試験の過去問を,それだけでも10年分くらいありますけど,それを何回もやりました。

福本:僕も今年は,新司法試験の過去問は全部解いた。

宮本:民法は旧司法試験の過去問はやったかな。

西田:僕も旧試の過去問は何回もしましたね。事例形式の問題だけですけど。

三田:確かに,新試の過去問だけでは論点というか,全範囲を網羅できるわけではないので,やっぱり旧試とかも使って,論点把握しといたほうがいいのかな。あとは,司法試験合格者の再現答案を読んで,合格答案のイメージをつかむようにしていました。

宮本:再現答案はほとんど見てないですね。書いて,ロースクールの先生に見てもらって添削してもらったりはしていたかな。その中で,問題文の中から法的に重要な事実をうまく拾うコツが身についた。

平成26年度修了生
森 孝史

森:自分は先輩とゼミをやって,その先輩から色々とコメントをもらう中で,答案の書き方を身に着けました。自分のダメなところを知る意味で,他の人に答案を見てもらうのは大事だと思う。

三田:答案を他の人に見せるのは恥ずかしい場合もあるけど,自分以外の誰かから客観的なコメントをもらうのは大切ですよね。

西田:僕は優秀答案を読んでいました。特に,得意だと思っていたのに,本番であまり評価されなかった科目は,そのギャップを埋めるために。あと,僕もロースクールの先生に答案を添削してもらったりもしましたし,結構自主ゼミを主催して,各自答案を持ち寄って,議論を戦わせるようなこともやっていました。

福本:ところで,試験本番で合間に時間があるじゃないですか。あの時間,何をしていました?僕は本の目次を読んでいたのですけど,10分くらいで見返せるメモとかを作っておけばよかったとそのとき思ったのです。

三田:僕は,論点の論証をルーズリーフにまとめたようなものを,各科目5枚程度にまとめて,それを見返していました。

森:僕は自分で作った答案かな,演習問題なんかの。

西田:僕もそう。それまで自分で作った答案をパーッと見返していた。

宮本:みんなすごいな。僕は寝ていたよ(笑)。

弁護士による学習支援,施設について

平成28年度修了生
三田 翔一

三田:僕は結構,弁護士学習会で答案を提出していたのですが,丁寧に添削をして頂いて勉強になりました。解説も丁寧でわかりやすかったです。それ以外にも,弁護士の先生からご自身の受験時代の勉強の仕方や現在の弁護士の仕事のお話なども聞けて,いろいろな意味で参考になりました。

西田:僕も弁護士学習会は割と利用させてもらっていて,自分の知識が足りないところはどこかを自分でチェックするようにしていました。答案添削も丁寧にしてくださって,理解の誤りや論述の濃淡などを的確に指摘して頂けたのは本当に良かったと思っています。

宮本:施設についてですが,24時間ほぼ年中無休で使えるし,とても助かりました。僕は家ではあまり勉強しないので,年末年始も大学に来ていました(笑)。図書室も必要なものが揃っていて満足です。

三田:そうですね。図書室には再現答案や司法試験の分析本といった受験用の書籍なども充実しているので,図書室は頻繁に使っていました。

今後の抱負

西田:困って相談に来た方に,適切なアドバイスをすることによって,少しでも不安を解消してもらえるような,相談者に寄り添うことのできる法曹になれればと考えています。

森:自分は金沢で弁護士をしたいと思っています。依頼者の方に,最後に相談に来て良かったといってもらえるような,依頼者の抱える問題をきちんと解決できる弁護士になりたいと思います。

三田:地元金沢で,地域に根差した弁護士になりたいと思います。将来的には,児童問題,児童虐待とかいじめの問題とか,そういうものに関わりたいと思っています。

宮本:僕はなんかちょっと抽象的ですけど,社会の中で取り残されている人を助けられる弁護士になりたいと考えています。ホームレスとか。そういう人たちがいるところには日本全国どこへでも駆けつける弁護士になりたいです。困っているのだけれど,誰からの助けも得られないような人たちの力になりたいというのが,弁護士を目指したもともとの理由なので。

福本:普通の人からすると,弁護士ってまだまだ敷居が高い職業だと思うのです。だから,もっと身近な存在だと一般の人たちから思ってもらえるような,そんな弁護士になりたいと思います。