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修了者からのメッセージ

写真 氏名:林 菜穂
入学年:平成19年
修了年月:平成22年3月
現在の職種:北陸銀行コンプライアンス統括室東京分室に勤務第二東京弁護士会)

大学生活

 私は、司法試験の受験では名門とされる中央大学法学部に入学しました。そして、体育連盟の部活動に入りました。そのおかげで、体育会系の身体力・精神力を備えることには成功しましたが、司法試験を突破するような能力を備えることには失敗しました。ただ、ちょうど大学3年の冬の部活引退時にはロースクール制度が始まり出していました。これはチャンス、せっかくなら挑戦してみようと思ったのが法科大学院を受験するきっかけです。

ロースクール受験

 大学4年の夏、他大学のロースクール入試を受験しました。しかし結果は芳しくありませんでした。私は、このままではいけないと一念発起し、秋に行われる金沢大学ロースクールの入試に向け、約1か月の間、1日1つ小論文を書きました。後に友人に聞いてみると、そこまで対策をした人はいなかったので、少しやり過ぎたようです。しかし、そのくらい意気込んで受験の準備をし入学したからこそ、未修コースの3年間なんとか頑張れたのだと思います。
 金沢大学ロースクールを選んだ理由は2つあります。1つは、司法試験受験には家族の支えが必要と考えたことです。もう1つは、私は、北陸3県で就職先を探そうと考えていましたので、地元の大学を卒業した方が有利ではないかと考えたからです。

福井修習

 法科大学院修了後、無事その年の司法試験に合格し、新64期司法修習生として福井地方裁判所に配属されました。福井修習の同期には、金沢大学ロースクールの卒業生が私を含めて4人いました。その上、福井では、金沢大学ロースクールでお世話になった実務家教員の先生方が活躍されており、初めて住む土地なのに、とてもアットホームな雰囲気で修習ができました。金沢大学ロースクール出身者だからこその充実した修習生活を送ることができたと思います。これから金沢大学ロースクールを修了して弁護士を志望される方には、北陸3県での修習をお勧めします。

就職活動

 企業に就職してインハウス・ローヤー(組織内弁護士)となった私ですが、最初は法律事務所をターゲットに就職活動をしていました。それは、インハウス・ローヤーの存在について知らなかったからです。おそらく、このメッセージを読まれる多くの方がまだインハウス・ローヤーをご存知ないのではないでしょうか。私がインハウス・ローヤーの存在について知ったのは、就職活動について相談させて頂いた先生が、インハウス・ローヤーに「向いているのでは?」と教えてくださった時でした。私は、当時、既にアラサーと呼ばれる年齢でしたが、その先生からみると、女性ということで、企業で働くメリットが多いと思われたようです。
 これをきっかけにインハウス・ローヤーについて勉強し、弁護士でありながら企業に雇われる身分を面白そうと感じました。優れた福利厚生や、直接依頼者を抱えないので育休等を取りやすい点にも魅力を感じました。
 修習生向けの求人サイトに企業からの求人はありましたが、北陸の企業からの求人はなかったので、私は新卒向け求人にエントリーしました。会社としても慣れない弁護士採用ということで苦労したようですが、インハウスも会社によって様々です。会社と一緒に手探りで働き方を作っていくのもまた楽しみの一つになります。

就職後

 新入社員研修や金融関係の通信講座、契約書のリーガルチェック等の法務室員の業務を行うかたわら、国選弁護活動等の弁護士業務も行うのは、複数の顔を持てて面白いと感じています。産休・育休も取得して、私生活も楽しんでいます。これから進路を考える方には、インハウス・ローヤーという道も選択肢の一つに入れていただけたらと思います。